チケです。こないだ開催されていた神戸かわさき砲雷撃戦オンリーで、はじめて川科先生の同人誌を購入しました。わーい!
僕は中古のツクモフリートガールズしか所持しておらず、pixivに再録された同人誌しか知らなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
好きな艦これ絵師は誰か、と尋ねられれば、最初に川科先生の名前をあげるだろうと思います。飾らない構図。線で魅せるフェチズム。
僕は1コマ漫画シリーズが特に好きです。
R18の同人誌を除いて、川科先生の作る話には少なからず不気味さを足先に感じることが多いと思います。設定というか、構造というか。
ツクモフリートガールズでは「99lvに達した艦娘は消滅する」という解釈の元、ケッコンシステムが適用される前の過疎艦隊を描いています。
新刊の「白亜のヴィーナス(木綿シリコン)」も、期待通りの異色作、フェチに溢れた傑作でした。
こわい話というものは、こわい描き方をしなくても作れてしまうものなのです。川科先生はいつものタッチを崩さず淡々と話を進めていきます。
陶器のような身体を持つ少女、「荒潮」と荒潮の対峙。川科さんの解釈で描かれる砲撃シーン、めちゃくちゃかっこいいんです。
意図的な何かを考えさせる小物や無音の空気感。説明の無い中、話の理解、解釈に必要な要素はそういった所に散りばめられています。
こういう話作りができるの、すごく憧れます。思考を巡らせても手ごたえがない、そんな後味の「白亜のヴィーナス」、良かったです。
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次は舞鶴砲雷シリのラインでしょうか。さむそうですがタイミングが合えば行ってみようと思います。
画像引用元 川科 @kahasina9
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