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執筆者の写真チケ

レゴ作品「チャリーブスMBT」の話

更新日:2018年12月18日

こんにちは。チケです。僕が作ったドチャクソかっこよくて強い戦車の話をします

チャリーブスという名前はchalybs、ラテン語で鋼鉄を意味するカリュプスから取りました。英語読みだとチャリーブスって読めるんじゃないでしょうか。Google翻訳の読み上げ音声ちゃんは少なくとも読んでくれました。

気付きましたか?cha-Leaves...要するに茶葉ですね。英国軍の伝統的な戦車命名規則、[Cを頭文字に取る]を満たしつつ、ラテン語引用でカッコよくしつつ、ユーモアをねじこんだ奇跡的な名前だと思います。

すごくないですか?これ僕が中学三年生の時に考えた名前です。


チャレンジャー2主力戦車の改修型の一つ、TES MEGATRONをベースに組みました。


ボービントン

メガトロンって微妙にダサくてかっこいい名前ですよね。僕はこういう英国軍のネーミングセンスだいすきです。

今から俺がニューリーダーだ!



砲塔

これ作るのに2年ぐらいかけてます。ウソです。2年ぐらいずっと考えてただけです。


チャレンジャー2、砲塔シンプルだし難しい形状じゃないので簡単そうに見えるんですが、特徴的な細部で要素を作れる東側戦車と違い西側戦車はレゴにするとメチャむずだったりします。

レオ系のモジュールアーマー的砲塔だと作りやすいんですけどね。チャレは傾斜がヤバイです。傾斜装甲を楔型に配置、天板をさらに傾斜させて配置、でも砲塔側面は垂直っていう。組み込まないと作れない部分と、シンプルに処理すべき部分が重なってるのでマジ作り難いのこの上ないです。

ウェッジの組み合わせと1*2ウェッジの登場で今年になってようやく作れました。わーい


車体

砲塔さえやっつければ実質勝ちです。戦車の車体は再現が簡単なので。

車体正面を作るのは一番楽しいです。砲塔と合わせて顔になる部分ですし、ここでどう自分だけのテクニックを入れて周りに魅せるか考えるのが面白いと思ってます。


僕は完全密閉派(MBT界隈には内装を密閉化する層と密閉化しない層がいます)ではないので、自由度の高いクリップ傾斜+二段クリップ傾斜の組み合わせで複雑な車体正面を作ってみました。

簡素になりがちな履帯上部分を盛り込みつつ、車体全体のシルエットを絞れるナイスなビルドですね!自画自賛しまくります。

いつも通り操縦手用のハッチもつけました。一応顔出しながら砲塔回せないこともないです。一応。フィグには相応の負荷と変なポーズが強いられますけど。


サスペンション

次は足回りです。大体自分は砲塔→車体正面→足回り→砲塔バスケット→内装→車体の順に組んでます。

第四転輪と第五の間がちょっと空いてるのがポイントです。

サスペンションとかの関係で戦車は転輪配置が微妙に空いてたりします。

僕はT-34シリーズの空きがすき。


足回りはほぼカルチベーターで実用化した便利なヤツを使ってます。ハーフのこれに2Lのアクスルを組み合わせればプーリー2幅転輪が簡単に作れるんですよね。

構造は3枚プーリー1セットを配置したシンプルなものです。2幅履帯はしっかり4枚1セットで挟み込んだ方が履帯ズレが生じなくていいんですけど、転輪間を詰めたいときは3枚でもどうにかなります。


あと最近ハマってるんですけどサスペンションの軸受けは上ポチなコレが超便利です。

これまでだと穴あきブロックを下から補強して使う(地上高がなくなって💩)か軸受け位置を上にあげる(内装を制約してしまうので💩)みたいなテクを使うほかなくて。

これだと下から挟んで補強しつつ地上高を作れるので最強なんです。


砲塔バスケット


戦車バスケット、僕は前作のカルチベーターでめちゃくちゃ技術的に遊びました。

3人乗り砲塔で揚弾機構、ギリッギリのバスケット構造をバーひとつで軸をつくってちょいズラして無理やり砲塔内に収める、みたいな。心残りは砲尾連動の失敗ぐらいで、ほぼ自分が考えていた3人乗り砲塔の理想みたいなやつを作れたんですね。


今回もそれをやろうとバスケットを試作してみたんですけど、あまりにもスペースが無い。砲塔が際立って薄いチャレンジャーの砲塔だと車長席が確保できないんですね。装填手が立つスペースも。というわけで泣く泣く仕様変更して二人乗り自動装填装置バスケットになりました。


原点回帰ってところなのでクソ気合入れて臨んだ結果、前作とは大違いの強度を持つつよつよバスケットになりました。シンプルな接続と王道な内装ってやつですね。上面4ポチ接続と前後の貫通支柱でカチカチです。

クソ幼女みてるか?接続絞るから砲塔ガタつくんやぞ。


自動装填装置周りと揚弾機構がうまく作れたんじゃないかと思ってます。

つなげた感じ。砲手のモニター、消火器が左側に。車長用モニターや無線、データリンク機器なんかを右側に配置。側面にパネル埋め込んだりして高さ2ポチ以内のスペースに内装つくるのも今や定番でしょうか。

砲塔後部は無線通信機本体と弾薬庫です。1*1ラウンドタイルの位置を装填機構と合わせ、タレポチで作ったシールドで乗員区画と分離させています。

ヒモで垂れてるのは無線通信機本体

昔は弾薬庫に砲弾をちゃんと積み込んでたんですけど、フィグに対してデカすぎるんですよね。コーン砲弾とかラウンドとか。

なので僕は注射器をAPFSDSに見立てて詰め込んでます。APFSDSとは装弾筒付翼安定徹甲弾、現代戦車に欠かせない初速がほぼ落ちないチートAPですね。

チャレンジャーの場合はHESH、粘着榴弾で装甲を内側から剥離させて撃破する状況の方が多そうですけど。


設定上はL27A1、チャーム3の一番新しい砲弾ですね。とは言え実車と違い自動装填装置付きなので、装薬が分離されてるかどうかは怪しいところです。曖昧なまま設定を残してるのでうまい言い訳になりそうなアドバイスを待っています。




エンジン

パワーパックに甘えるな

エンジンですが、僕は前作カルチベーターの8幅車体で思い切った技術実験を行いました。

大きくスペースを割いて密度の高い、それだけでも作品になるようなエンジンを組み込もうというテストです。

そのノウハウを基に、チャレンジャーのエンジンに挑戦します。

とりあえずWT開いて配置とシルエットを取ります。Youtubeの動画から実車の吸気上面やらなんやらの色を取り、資料を元に組んでみました。

設定として搭載するのは1500馬力のMTU MT 883ディーゼルエンジン、チャレンジャー2E以降に搭載されてる新しくて軽いやつですね。参考資料は旧型ですけど、見た感じそこまで形状も配置も変わってないので多分大丈夫です。

今回頑張ってみたのは排気タービンシャフト周りですね。実車通りエンジンと連動したシャフトを通じて扇風機回してるんですけど、例のごとくスピチャホイール(カバー)を使ってみました。


ストリングも巻いて連動させてます。これすごくないですか?

ありがとうスピチャホイール(カバー)....。


資料が無くてシルエットしか取れなかったトランスミッションも雰囲気で仕上げて駆動輪に噛ませてます。(噛めてない)


結構無茶苦茶なサイズを車体にブッこむんですけど、やっぱここで7幅の良さが出ますね。かゆいところに手が届く容積。その分強度と接続が💩になりますけど。

こんな感じに押し込みます。砲塔バスケットの旋回接触範囲があるため、エンジンとの隔壁がまさかのタイル1枚。出火したら一瞬でアウトな気がします。


装備品


燃料タンクやら砲身ロック機構。おケツは大分オリジナルに解釈して組んでるけどカッコよければ何だっていいんです。

ちなみにこの布はインディジョーンズかなんかのアレです。知らんけど。

ムチを無理やり伸ばして固定用に使ってます。

軟性パーツはしばいて使うのがセオリー。


砲塔装備品周り。

今回はスラットアーマーでゴテゴテ感を出してます。

本当はもっとスラットアーマーもりもりなんですけど、レゴ的に難しかったので一部に留まってます。接続が難しいのが難点ですね。


RWS(Remote Weapon System)、所謂リモコン機銃を控えめに作ってみました。

最近はRWSの大型化が流行っていますが、僕はこれぐらいのちんまり感がすきです。

かわいい

TESメガトロンは所謂タンク・アーバン・サバイバル・キット搭載バージョン、タンデム弾頭への防護性能とIED対策のジャミング装置を積んでます。

それ用のアンテナも一応作って載せてみたんですけど、僕の知識不足と資料不足でどのアンテナが何なのかよくわかってないです。


チューブを切断して後部の荷物入れを作りました。ここをどう作るかで各人の個性が結構出るので個人的に好きな場所です。

前回はドロイドアームとか使って組み込んだんですけど、今回は車体後部との接触の兼ね合いで2幅以内に収まる横バーでやってみました。


車長ハッチを開けて。

砲塔上部には射手用サイトや各種サイト、暗視サイトとかが。

角落ちタイルなどの新パーツで円形のキューポラを作ってます。完全に円形だと車長が身を乗り出せないので、うまいこと処理する必要があります。


最後はサイドスカートです。

ERA(Explosive Reactive Armour)、爆発反応装甲を盛ってはいますが、垂直に当たるとほぼほぼ意味を成さないのであくまで補助装甲扱いですね。

アンチRPG-29ぐらいにはなると思います。



7幅車体

7幅でMBT作ってる人、全然いません。

レゴ社が頑なに奇数ポッチの種類増やさないせいで強度が死ぬからですね。僕は2*2のターンテーブルの上をしばいたやつで裏止めしたので強度あります。

競合するMBTが居ないので一人相撲勝ち。 マイナージャンルでイキるオタクみたいなものです。ただ、明確に規格の分かれた6幅と8幅の狭間で、両方の良い点を組み込もうと試行錯誤した結果、今までにないビルドができたのは大きいと思っています。

奇数幅でシンプルに砲塔旋回軸取ろうとするとこうなる

8幅カルチベーターで培ったエンジン技術とサスペンション、従来の7幅チャリーブス(旧)並列複座砲塔と砲塔ビジュアル、うまく生かせたと自負してるので過去作を知る方はそこらへんも見てくれればと。



あとがき

最近はチャレンジャー2ブラックナイトとかいう黒塗りの重戦車が出たらしくて興奮が止まりません。黒騎士だと思ってたら暗夜でした。

これ、回転式赤外線カメラ配置とかアクティブディフェンスシステム搭載とか照準レーザーに反応してアンチかますRWSとかヤバすぎてかっこよすぎません?ヤバいです。

どんどん他国に追従して載せてっちゃうBAEだけどライフル砲だけは捨てないでくれというお気持ちを表明しておきます。















10月に発表されたので残念ながら取り入れることができませんでした。

6月に作っちゃったもん。いずれブラックナイトの改修を上乗せしてきたいですね。


それでは。




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